トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>


    ~旅行2日目・10月19日(火) 雨のち曇り~ 






                                  No.6


 ◆ 
アンカラ(アタテュルクの説明)からカッパドキアのホテル


mugio
 おっと、そいつはおいらの専売特許だ!
 彼の本名は、スタファ・ケマルで、時はオスマン朝の第一次世界大戦の時代だね。
 トルコ(オスマン帝国)が加わったドイツ、オーストリア側は、
イギリス、フランス、イタリア、ギリシャの連合国に破れて、オスマン帝国は、シリア、アラビア、アルメニアなど」の広大な領土を失い、そのうえ、連合国側はアナトリアやエーゲ海地域の分割ももくろんでいた、という時代の話だね。
 その時に反撃を始めたのが北部方面軍総司令官だったスタファ・ケマルという将軍で、彼が多くの功績によって共和国の父という意味のアタテュルクという称号で呼ばれるようになったということだ。

mugiko
 彼が将軍になると、連合国を蹴散らして、領土を奪回した?
mugio

 簡単に言うと、そういうことになるが、彼は1919年5月19日にサムスンというところに上陸して人民軍を率いた反撃を開始したそうだ。だから、現在、この日は祝日になっているそうだよ。
mugiko
 そして、1921年にはギリシャが西アナトリアの大部分を占領したが、ギリシャ軍を押しかえし、スメルナ(イズミル)に追い詰めて撤退させたそうね。

mugio
 その後、1922年にはスルタン制度を廃止させ、メフメット6世は亡命、ローザンヌ条約によって、ほぼ現在の領土を回復させたうえに、トルコのギリシャ系住民とギリシャのトルコ系住民の交換を行うなど大きな功績があったそうだ。
 そして、1923年10月にトルコ共和国が成立し、彼が初代大統領に選ばれたのさ。

mugiko
 これで、「めでたし、めでたし」ではなく、その後、近代化のための数々の改革を行った、というから本当に素晴らしい人物だわ。
mugio

 でも、トルコ共和国が成立するまでの功績を称して「ムスタファ・ケマルが出なかったら、彼の強烈な意志と指導力がなかったら、トルコという国は滅亡していたかもしれない」とさえいわれているのだから驚きだね



   <アンカラ市街地の様子>

   <高速道路?>

    <バスに揺られて1時間後>
mugiko
 などとアタテュルクの話をしながらバスに揺られていると、旅心も楽しく揺らぐわね。
mugio

 ところで、カッパドキアに行く途中にトゥズ湖に寄る予定になっているけれど、何か有名なものでもあるのだろうか?


mugiko
 トゥズ湖は、トルコのウユニ塩湖といわれているところで、「真っ青な空に真っ白な大地」と表現される絶景の湖だそうね。
mugio

 話をアタテュルクに戻すけれど、共和国成立後のムスタファ・ケマルは、君が言うように数々の大胆な改革を実施していったそうだ。
 イスラム教を国教から廃止する政教分離、一夫多妻制の廃止、男女共の教育の義務化、女性参政権の実現、太陽暦の採用、メートル法の導入、ローマ字の採用、男性のフェス(鉢型のトルコ帽)と女性のペチェ(顔をおおうヴェール)の着用禁止などの近代化を一挙に進めたというから凄いね!

mugiko
 なるほどね!端的にいえば、イスラム教の縛りからの解放と、西洋風の政治、経済、文化の導入ということかしら?




   <塩の塊、販売所>

    <遠方にトゥズ湖>


mugio
 話をまたまた戻してトゥズ湖だけれど、天気が良くないことと時刻が夕方だったことから残念ながら君が先ほど言ったような絶景は見られなかったな。
mugiko
 トゥズ湖は、アンカラからは南南東に約150㎞で、カッパドキアに向かう途中にあり、車窓に突然現れる広大な白い光景に驚く!という話だけれど、「これはすごい!」という感じはしなかったわ。
 また、ボリビアのウユニ塩湖と比較するような話があるみたいだけれど、ウユニ塩湖にも行ってないので何とも言えないわ。

mugio
 ここから3時間近くのバスに揺られるのだから「おやすみ!」にしましょう。



  <ホテル テメンニ・エヴィ
mugiko
 カッパドキアのホテルには19時40分過ぎの到着して、部屋に入らずに夕食をいただいたわ。
mugio

 このホテルは、西洋風の大きなホテルではなく、まさに洞窟風のホテルで「ワクワク」したね。
mugio

 でも、食事の味は、トルコ料理に慣れていないためかご覧のように見た目は良いのに「イマイチ」なんだ。

 <スープ>

  <テスティ・ケバブ>

  <暖かい雰囲気のホテル>

  <サラダ?> 

  <デザート>


mugiko
 会社からいただいたメニューには、夕食のメインデッシュは「テスティ・ケバブ(壺に野菜と肉を入れて蒸し焼きにした料理)」となっているけれど、左下の写真の<サラダ?>と表示した方ではないの?

mugio
 その通りなのさ!僕のメモには「メインデッシュの鶏肉と炒めご飯は×」となっている。
 さらに、「詰め物にしたひき肉は、香りはよいが、柔らかすぎて「ふにゃふにゃ」した食感で、昼食の茄子と同じ。」とある。また、ついでに申し上げると、「スープはまずまず。」、「デザートは小生が最も嫌いな味。」なのさ。




   <113号室の様子>
mugiko
 そんなことをいったら世界3大料理に失礼じゃないの?
mugio

 それでも、ホテルの部屋は、独立しているような造りで、中も大きなベッドがあるなど広くて使いやすかったね。

mugiko
 そうかしら?
 私たちの部屋は、中庭があるところで、別棟の独立したような造りの部屋(113号室)だけれど、外から簡単に人が入れそうで不安だったわ。












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