トルコ一周とカッパドキアの旅
 <2010.10.18(月)~10.30(土)・ワールド航空サービス社>

    ~旅行11日目・10月28日(木)  曇りのち雨~ 







                                  No.41


 
▲ イスタンブール旧市街歴史地区散策(アヤソフィア聖堂)

<Mugio>
 ハレムを出ると辺りは暗くなっていました。と思ったのは、小生の勘違いでした。時刻は14時ぐらいでしたから、暗くなっているはずがありませんネ。


 
  <ハレム見学を終了して>

  <同じく周辺の光景>

<Mugiko>
 この後はアヤソフィアに向かいました。
 ビザンティン建築の最高傑作といわれるアヤソフィア大聖堂は、537年にユスティニアヌスという皇帝が537年に完成させたギリシャ正教の聖堂だったそうね。

<Mugio>
 その後、1453年にオスマントルコの侵略により、コンスタンティノープルが陥落し、メフメト2世という王様(スルタン)はアヤソフィアをモスクに転用することにしたそうだ。この時に大聖堂に接続する総主教館は破壊され、十字架が取り外され、メッカの方向を示す窪みであるミフラブが加えられたということだ。

<Mugiko>
 しかし、内部の改修は必要最小限にとどめられ、後になってモザイクも漆喰で塗りこめられ、改修や補強がなされたものの、現在の聖堂は、基本的にビザンティン時代のままになっているというから「ほっと」するわね。
 まず、ピンク色の外観が特徴の美しい外観を掲載しましょう!

  <アヤソフィア聖堂>

<Mugio>
 何だか僕が中の写真を撮影できなかった言い訳に「美しい外観」などと言ってもらったようだね。 本当にありがとう!
 それでも、何枚か撮影できたのでご安心ください。
 まず、入場した5時20分ぐらいの入口付近の様子です。


 <アヤソフィアの入口> 

  <入口の中から> 

<Mugiko>
 アヤソフィアの歴史などは先ほどから話が出ているから、中に入ったら何を重点的に見るのか?が大切ね。
<Mugio>
 まず、直径31m、高さ54mという巨大なドームは、天国を想わせ、壁のモザイク画はランプの光に金色に輝いている、というからいやでも目に入ると思うね。
 でも、暗くてうまく撮影できなかったので、2階のギャラリーから撮影したもので我慢するしかないようです。


 
 <2階のギャラリーから>

  <1階からは真っ暗> 

<Mugiko>
 でも、よかった点もあるわ。1階の正面には、キリスト教会からジャミイに改装された時に作った金色に輝く「ミフラブ(メッカの方向を示す)」が右に少しずれているのがわかるわ。
<Mugio>
 2階には、入口の左奥にらせん階段があるので、そこを通ると、テラスになっていた。ここには、1階を見下ろすほか、漆喰をはがした見事なモザイク画を見ることができた。
 モザイク画は、皇帝像、聖母子像などでアヤソフィアの大きな見どころになっている。

<Mugiko>
 話が2階のモザイク画に進んでしまったけれど、モザイク画といえば、入口の正面に皇帝の門があり、その上部に「キリストに跪(ひざまず)く皇帝レオンⅥ世」のモザイク画があるはずよ。


 <キリストに跪く皇帝レオンⅥ世>
<Mugio>
 それにしても、我ながら腕が悪い!と思うね。
 でも、よく見てください。
 中央にキリスト、その左右の丸い枠にマリアと大天使ガブリエルが描かれているのが分かるよねネ。

<Mugiko>

 問題は、キリストに跪く皇帝レオンⅥ世だけれども、よく見ると左側に跪いている人間が描かれているようにも見えるわ。

<Mugio>
 そういわれても仕方ないか!
 話を2階のギャラリー戻して、2階南部の壁にはキリストとマリアと洗礼者ヨハネが描かれた壁画(ディーシス・誓願図)ある、というけれど見当たらなったな!

<Mugiko>
 その代わりのように、イエスとマリアのモザイク画が置かれていたけれど、どういうことなのか理解できません。
<Mugio>
 私たちが見落とした?あるいは、代わりにレプリカを展示している?ということでしょうか。(本物は、損傷を防ぐために漆喰などで覆って見えない?)


  <キリストのモザイク画>

  <聖母マリアのモザイク画>

<Mugiko>
 これ以外にギャラリーの突き当りの壁には、窓を挟んで二つのモザイク画が並んでいたわ。奥の右側に「キリストを抱いた聖母マリア」、左側に「キリストを囲むモノマコスⅣ世とゾエ」のモザイク画だそうよ。
<Mugio>
 「キリストを抱いた聖母マリア」は、マリアに抱かれたキリストを中心に、左右に皇帝コムネノスⅡ世とハンガリー出身の皇后イレーネが描かれているそうだ。


  <キリストを抱いた聖母マリア>

<キリストを囲むモノマコスⅣ世とゾエ>

<Mugiko>
 「キリストを囲むモノマコスⅣ世とゾエ」は、キリストを中心に右の女帝ゾエと左に3番目の夫であるコンスタンチン・モノマコスⅣ世を描いたものだそうね。

<Mugio>
 マリアのモザイク画の前で、かみさんがFさんと記念撮影してアヤソフィアから「さようなら」したのですが、出口の通路に「聖母子に聖堂を捧げるコスティニアス帝など」が描かれているモザイク画がありました。
<Mugiko>
 左側が聖堂を捧げるコスティニアス帝、右側がコンスタンティノープルを捧げるコンスタンティヌス帝だそうよ。

  <聖母子に聖堂などを捧げる帝>

<Mugio>
 キリスト教の権威とこれに見合う大きな贈り物に驚いてしまうよ!
 ところで、これでトルコの観光が終了して明日、帰国だよね。
 帰りたくない!という気持ちだけれど、仕方がない!最後の夕食を楽しむとしようか!


   

<Mugiko>
 この「最後の晩餐」は、バスポラス海峡を望む「Dahill」というレストランでしたが、名残惜しさのためか、美しい夜景を楽しなどという余裕はありませんでした。
 出された料理を皆さんで乾杯しながら和やかに楽しんだ次第です。
 メニューは、魚のスープ、前菜とサラダ、2種のお魚料理、フルーツとなっています。








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     <このページは、トルコ旅行No.41/イスタンブールのアヤソフィア>